2009年9月17日木曜日

G3の始め方(SEND-WIN-BUILD?)

前回はG3のもとになっている御言葉(ルカ8:1)を紹介しました。そして、わたしの学生時代の体験を分かち合い、G3のおおまかなピクチャーを見てもらいました。

すると、何人かのスタッフたちから同じ質問を受けました。

「G3を始めるために最初のメンバーをどうやって得たらいいのか?最初のメンバーが与えられるまで、ひたすら伝道しなくちゃならないわけで、現実にはG3をはじめるまでがむずかしいのでは?」

Student Impact(CCC)では、長い間、WIN-BUILD-SENDという流れ、ポイントを教えてきました。その中で、SENDとは、どういう意味をもっている言葉なのでしょうか?

実は、国際CCC総裁のスティーブ・ダグラスさんは、SENDに2つの意味を持たせています。ひとつは、文字通り、WIN-BUILDされた弟子たちを遣わすこと。そしてもう一つが、「MOBILIZE」(動員)という意味です。MOBILIZEとはすなわち、すでにクリスチャンである人をムーブメントに参加させるということです。

わたしは、G3をスタートさせるときは、

WIN-BUILD-SEND の流れで考えるのも悪くはないが、

SEND(MOBILIZE)-WIN-BUILD で考えるほうがわかりやすいかなと感じています。

自分のG3をスタートさせるために、まずはノンクリスチャンにとにかく伝道してWINしなくちゃ、と正攻法で考えるもよし。けれども、身近にいるすでにクリスチャンでありながら定期的な弟子訓練環境を与えられていない兄弟姉妹に声をかけいっしょに時間をすごそうと誘ってみる(MOBILIZE、動員)のもいいのではないでしょうか。

自分が通っている教会や、毎週のインパクト礼拝などにそのような大学生がいるかもしれません。(教会だけで育ってきたクリスチャン大学生に声をかけるときは、教会リーダーシップの承認を得てから、声をかけてね。)まずはそのような人がいないかどうか探してみたらいいと思います。

長い間放ったらかしになっていた兄弟姉妹がリバイブして、ともにWINしてゆくことになるなら、どんなにエキサイティングなことでしょう。

わたしが学生時代にともにすごした6人の弟子たちのうち3人は、クリスチャンホーム育ちでしたが、救いの確信のなかった大学生たちでした。G3で、みんな覚醒し、結局、WINしてゆく働き人たちになってゆきました。

また、東京に限らず、大阪や名古屋でも、現学生リーダーの多くはクリスチャンホーム出身者であることが多いという実態があります。神さまがそのように導いていらっしゃるのでしょう。

最後にもう一つ。なかなかG3メンバーが与えられず、困難を感じているスタッフや学生リーダーは、次の2つを試してみたらいかがでしょう。

1.G3を順調にスタートさせているスタッフさんや学生リーダーのG3にいっしょに参加させてもらう。

いつもひとりぼっちで伝道に出て行きG3メンバーを探すのもいいのですが、孤独は結局長続きしないでしょう。それよりも、すでにあるG3にいっしょに入れてもらってしばらくそこで伝道活動をし、のちのちグループを株分けしてもらうというものです。

2.G3がまだないスタッフどうしでペアになり、「G2」からスタートしてみる。

ひとりぼっちでの活動は、二人ペアにして弟子たちを派遣したイエスさまのモデルに反します。G3のない者同士でペアになり、WINでもFINDでもいいですから、二人でとにかく3人目のゲットを目指します。

東京のあちこちにさまざまなG3が無数に点在して、生涯倍加し続けるキリストの弟子たちが静かにでも着実に増え拡がってゆくのを期待しています。

次回は、G3の時間に使う教材やツールについて考えてみたいと思います。

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