「3月から8月までのテーマはアウトリーチ。でも9月から来年2月までのテーマはディベロップメント。極端な言い方をすれば、この9月からはしばらく伝道する時間が減っても仕方がない。」
とぼくは発言しました。覚えていますか?
でもそのあと、この言い方だと、
「9月からはしばらく伝道はしなくてもいいから、学生たちのディベロップメントに時間を割こう」
とみなさんが理解してしまうかもしれないと思いました。
いまから、21年前、早稲田大学で法学部3年生だった稲葉寛夫さんが四つの法則でぼくに個人伝道をしました。ぼくはその場でイエスさまを受け入れる祈りをしました。
稲葉さんは、次の日、すぐにフォローアップ1をやってくれました。と同時に、学びのあとに個人伝道に連れて行ってくれました。怖いというか恥ずかしいというか・・・複雑な思いで見ていました。
次の日も、その次の日も、フォローアップの学びをしては、ランダムに出て行き、一週間後には、「義孝くんもやってみる?」と個人伝道をさせられそうになりました。当然、「いや、ぼくはまだいいです。」と言って断りました。
クリスマスシーズンの夜、稲葉さんはぼくを新宿アルタ前に呼び出しました。何をするのかと思いきや、いきなり、
「ここでちょっと伝道しようか?」
「えっ?ここで?」
「うん!やりたい?やってみたら?」
「ええっ?」
「義孝ならやれるよお!ぼくがいっしょに見ててやるから」
ぼくはこのように弟子化されていったのでした・・・
この9月から来年2月まではディベロップメントがテーマですが、ディベロップメントに伝道という要素は不可欠です。
「伝道というコンテキスト(文脈)の中での弟子訓練」
という聖書の原則を忘れないでください。伝道こそ、なによりも人をはぐくむ瞬間なのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿