2009年9月16日水曜日

典型的なムーブメントモデル

メトロスタッフのみなさま

クリスマスアウトリーチをほんとうにご苦労さまです。
今日、一橋大をのぞいてみて、新人の敦くんが一生懸命に個人伝道している姿に励まされました。敦の伝道で救われる学生が起こされるように祈りました。

さて、以下に、典型的なミニストリーモデルを描いてみましたので、働きに出て行く時はいつもこのモデルを夢見ながらやってほしいなあと願っています。

1.種まき
CCCの典型的な種まきは「ランダム」によるWIN。でも、外部者である私たちスタッフにとって、まずは協力者になってくれるクリスチャン学生を探してその人が持っている人間関係に種を蒔いてゆくことがもっと自然で効果的かもしれないなあと思います。すでにクリスチャンである学生をFINDしてやってゆくことには、いくつかの難しさ(すでにどこかの教会の色がついている)はありますが、「平安の子」であるこのような学生たちを探す方法については、もっといろいろ試してみる必要があるのではないでしょうか。

2.人間関係をたどってゆく
いったんWINあるいはFINDによってよいコンタクトが与えられたら、今度はそのコンタクトが持っている人間関係に伝道してゆくことを目指すべきだと思います。多くのクリスチャンたちの救いの証しにあるように、たいがいの人はなんらかの信頼関係を通して福音に触れ救われています。みなさんもそうでしょう。あなたはあなたのコンタクトがすでにもっている人間関係とどのように接触していますか?あなたのコンタクトとバイブルスタディをするだけで終わってはいませんか?コンタクトと共同してあなたの家で食事会やビデオ会を計画しコンタクトの友人たちを招いて交わるとか、もっといろいろ試してみる必要があるのではないでしょうか。毎日ランダムばかりの伝道生活よりずっと楽で自然だよ。

3.あなたが教会になる
個人伝道によってWINされた学生、あるいは、救われてはいないが親しく交われる学生が与えられると私たちはすぐに既存の地域教会に連れて行こうとする行動パターンに入ります。どこかの制度的教会につながらないと正常なクリスチャンとは言えない、というような勝手な教え、固定観念に無意識に縛られているような気がします。いつからこんなルールになったのでしょう。赤ちゃんは親に育てられるのが一番自然です。親がどんなに未熟でもです。むしろ親は育児によって親としての成長を遂げていきます。あなたが生み出した霊的な赤ちゃんたちにとって親はあなた自身です。まずはあなたの元で大切に大切に養育すべきなのです。そしてその親と子の小さな交わり(大学であろうと家であろうと)こそ、聖書では「教会」と言っているのです。既存教会に連れて行って、自分の子供の育成を他人任せにする時点からすでに霊的な親子関係も弟子訓練も失敗しています。制度的教会の礼拝や交わりに参加しているかどうかは本質的に重要なことではないことをみなさんもそろそろ気がつかなければなりません。あなたと赤ちゃんがともに御言葉を読み祈り交わる時間に神さまはしっかり共にいてくださっています。使徒の働きに見る教会スタートとその成長プロセスをもう一度見習う必要があります。「教会につなげる」ではなく、「教会になる」ことが求められています。(あなたとあなたの赤ちゃんの親子関係を尊重してくれるような地域教会なら心配ないのですがね・・・)

4.47都道府県のすべてに上のような小さな群れが始まるように。
CM47のビジョンを言い換えるなら、どの都道府県にも最低一人の自分が「教会になる」人が配置されること、となるでしょう。その人は大学で伝道し、与えられた実とともにスモールグループ(ミニチャーチと言ってもいいでしょう。)として成長していきます。そこにはかならずしも既存の地域教会を必要としません。CCCのキャンパスムーブメントとは、言い換えるなら、大学生にフォーカスしたチャーチプランティングムーブメントと言えるでしょう。既存教会を利用したり、既存教会を支援することよりも、新しい時代の新しい教会を生み出していく働きにむいていると言えるでしょう。ムーブメントには摩擦や反対がつきものです。いえ、そういう抵抗がないような働きなら初めからやる価値がないとも言えます。御霊によって出て行って御霊が形成しようとされる教会づくりに一心に取り組む47名(組)の人々が求められているのです。

5.追加 シティワイド&全国ワイドイベントの役割
スタッフや学生リーダーが導くスモールグループ(ミニチャーチ)があちこちに生まれてくると、それらが互いに結びつき、グループリーダーたちが互いに学び合ったり、グループメンバーたちの成長を支援したりするしくみがあると効果的でしょう。シティワイドの週礼拝、LTCトレーニング、一日祈りセミナー、季節ごとの合宿、サマーカンファレンス、海外ミッショントリップ、スキーキャンプなどの「シティワイド&全国ワイドイベント」がそれにあたります。これらは「モーメンタム」といって、普段は地道に活動している無数のスモールグループ(ミニチャーチ)に成長の勢いを与えるアクセルです。言い換えるなら、シティワイド&全国ワイドイベントを企画する人は、スモールグループ(ミニチャーチ)やそれに属する一人一人の弟子たちの成長を助けるという観点から準備することが求められます。これらのイベントはスモールグループによる弟子化を側面から支援する機能にすぎず、イベントそのものが私たちの中心的な働きになってしまうことがないように注意しなければなりません。幼子たちとじっくり時間をすごすことよりも、イベント作りのための時間の方が多くなってしまっているスタッフさんはいませんか?いつも自己点検しなければならないポイントの一つであるような気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿